2003年11月16日(日) 19時31分
携帯の架空請求 ヤミ金関連増える 京都府 消費生活相談(京都新聞)
京都府消費生活科学センターはこのほど、2003年度上半期の消費生活相談件数をまとめた。携帯電話関連の情報提供サービスやヤミ金融に関する相談が増え、前年度同期に比べ42・5%増の4495件と過去最高となった。
サービス別でみると、最も多かったのは運輸・通信サービスで64・6%増の1381件。このうち、主に携帯電話関連の電話情報提供サービスに関する相談が1316件で95・3%を占めた。
この中で債権回収業者と偽り、使用した覚えのない有料情報サービスの請求はがきやメールを送りつけるケースが3割に達した。無料の範囲内で有料情報サービスを利用したのに延滞料などの名目で高額請求してくる場合も多いという。
2番目は、金融・保険サービスで76・7%増の711件。このうち、消費者金融やヤミ金融に関する相談が87・1%を占め、619件に上った。
電話情報提供サービスと同様の架空請求のほか、借入金を低利で借り換えできるとの広告を見て申し込んだら、信用調査との名目で送金を強いられる「空貸し」や融資を断ったのに口座に勝手に振り込み、倍額近い返済を要求してくる「押し貸し」といわれるケースなど悪質化している。
消費生活に関する相談は同センターTel:075(821)0210、ヤミ金融専門相談窓口Tel:075(821)8379。 (京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031116-00000051-kyt-l26