2003年11月15日(土) 00時00分
ネットの「架空請求」ご用心(朝日新聞・)
身に覚えのないインターネットのアダルトサイトの利用料の請求書が11月初旬、県内の男性あてに多数送られていたことが県消費生活センターの13日までのまとめでわかった。「架空請求」に関する相談は今年に入ってほかにも多数寄せられており、「身に覚えのない請求は無視してほしい」と同センターは注意を呼びかけている。
同センターによると、11月初めごろ、甲府市とその周辺市町村の男性宅に、大阪市浪速区の不良債権回収業者を名乗り、アダルトサイトの未納利用料を請求する封書が届いた。請求額は約4万円で、同じ業者名をあて名に書いた現金書留の封筒が同封されていた。同じ手口の請求は同センターだけで約60件あった。いずれも20代前半の男性が請求された。口座振り込みではなく、現金書留で送金を要求されたケースは県内で初めてという。
インターネットの利用料が口実の架空請求のほか、通信教育の経費の請求なども増えているという。同センターによると、これら架空請求やヤミ金融による返済催促などを含む「不当請求」の相談は昨年度が1521件だったのに対し、今年度は9月末までの半年間で約2・5倍の3727件に上っている。
(11/15)
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news02.asp?kiji=6388
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