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中川容疑者は、今年六月、別の事件の裁判で盗聴の経緯について詳しく陳述、同課の調べに対しても同様の供述をしているという。
裁判での意見陳述書によると、同容疑者は盗聴行為をしていることが社内で発覚しないよう「耳の件」と隠語で呼び、武井会長との電話連絡の際や決済申請書への記載にも「耳の件」という言葉を使っていたという。
電話盗聴した結果は、「本社ビル十一階の会長室で、会長と私(中川容疑者)の二人だけでテープを聞き」「継続か中止にするかの指示を会長から直接受けていた」と陳述。「聴取し終わった盗聴テープは、他の調査資料とともに、すべて破棄するように指示されていた」としている。
実際には、中川容疑者はこれらの資料を「将来の身の危険から自分および家族を守るために」と保存していたため、今回の盗聴事件の摘発につながった。
武富士の清川昭社長は先月二十八日の今年九月期決算発表の会見で「盗聴事件として告発されたが、当社や当社会長がまったく関与していないことだ」とコメント。同社広報部も十四日の家宅捜索の際に「組織的な関与は一切ない」と武井会長を含む同社の関与を全面的に否定している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20031115/eve_____sya_____003.shtml