2003年11月14日(金) 22時00分
鉄道橋、3%が欠陥ボルト・JR西日本が最終報告(日経新聞)
JR西日本は14日、地震などで鉄道橋の橋げたが落下するのを防ぐ落橋防止装置を固定するアンカーボルトの調査で、約3%が設計より5センチ以上短い欠陥ボルトだったとする最終報告を発表した。
見つかったのは、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、山口、福岡の7府県。同社は年度内に補修工事を終える方針。
JR西日本によると、管内の在来線、新幹線の橋で使われていた2万8721本のうち、計943本が欠陥ボルトだったという。
このほか、同社が国や自治体などから受注、施行した自動車道路橋53カ所のうち45カ所の2782本を調査。欠陥ボルトは、国道161号関寺橋(大津市)で11本が新たに見つかるなど計104本となったという。
同社は8月、欠陥ボルトの中間調査結果を公表していた。〔共同〕(22:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031115AT3K1404914112003.html