2003年11月14日(金) 12時54分
国産牛の背骨も食用禁止に BSE対策で厚労省(共同通信)
牛海綿状脳症(BSE)問題で、牛の背骨の規制策を検討していた厚生労働省の対策部会は14日、国産牛を含むBSE発生国の食肉の販売時に背骨を取り除き、エキスの原料にもしないなど、食用への使用を禁じる規制策をまとめた。
厚労省は同日、各都道府県などに通知。規制の施行は来年2月中旬となるが、厚労省は「規制前でも使用自粛が望ましい」としている。
規制により、背骨を原料とした「牛骨エキス」「牛骨油」や、これらを使った加工食品の製造、販売が禁じられる。国産牛のTボーンステーキも販売できなくなるが、もともと国産牛のTボーンステーキはほとんど売られていないという。
他のBSE発生国からのTボーンステーキやエキスなどを使用した加工食品は既に輸入禁止になっている。
今回の規制はBSE発生国のものに限られ、非発生国のオーストラリアや米国などは対象外。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031114-00000109-kyodo-soci