2003年11月14日(金) 11時23分
透析ミスで賠償金支払い 名古屋市大病院の事故(共同通信)
名古屋市立大病院(同市瑞穂区)で今年1月、急性腎不全の70代の女性に人工透析した際、血管を傷つけて死亡させた医療事故で、名古屋市は14日、1000万円の賠償金を遺族に支払うことを決めた。
遺族と示談が成立する見込みが立ったためで、市は11月議会に賠償金支出の議案を提出する。
病院によると、1月15日、主治医が血液の透析をするため女性の首の静脈にカテーテルを差し込んだが、誤って鎖骨下の動脈など3カ所を傷つけた。さらに主治医が出血場所を勘違いし、9時間も放置したため、女性は翌日に出血性ショックで死亡した。
愛知県警は、担当医に業務上過失致死の疑いもあるとして捜査を続けている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031114-00000065-kyodo-soci