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鳳雄会は今年四月から、児童養護施設や乳児院を備える児童福祉施設「ほうゆう学園」を運営。現在、ショートステイを含め三十六人が生活している。国などの補助金が出る施設の備品などは、黒田氏や法人理事と関係の深い二社に一括発注していたが、両社の請求額が高すぎるとの疑問が出て、市が七月の定期監査で調査。この時点では、適正価格で購入するために市場価格調査を行うよう求めていたが、請求額が適正かどうかの判断はしていなかった。
市は十月、随時監査で四−九月の取引の二社と鳳雄会の伝票を照合。その結果、ほかの施設などより高額な取引が多いと判断した。
黒田氏は「水増し請求などの誤解を避けるため職員を二人増やし、二社を通さず備品ごとの直接購入に切り替えた。以前は一括購入で人件費を抑えていたわけで、高額で購入した意識はなかった」と話している。 (山田 晴子)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20031114/lcl_____cba_____001.shtml