2003年11月13日(木) 05時43分
ゆとり路線の転換否定 メルマガ発刊し文科省(共同通信)
学力低下の批判を受けて学習指導要領の改定作業を進めている文部科学省が「ゆとり教育からの転換ではない」とPRするメールマガジン「教育課程部会事務局だより」を発刊。「対応がぶれている」との指摘を打ち消すのに躍起になっている。これまで2回分を発行、教員や保護者ら約1300人が配信登録した。月2回ペースで、次回は14日の予定。
教科の学習内容を削減した新指導要領に批判が集中したことから、中教審は学習範囲を制限している「歯止め規定」の緩和を答申。文科省は指導要領の改定作業中だが、メールマガジンでは「今回の答申は、大きな方向性を変えることを求めるものではない」と転換を否定している。
文科省は「新指導要領導入の際、教育現場や国民への趣旨の徹底が不十分だった。『今回の見直しは詰め込み教育の復活だ』との誤解が生じるのを避けたい」としている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000015-kyodo-soci