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2003年11月13日(木) 17時19分

[販売戦略]日本IBM、1980円「1・2・3」好調で他オフィス製品の低価格版も検討BCN

 日本IBMでソフトウェア事業を担当する堀田一芙常務は、ソースネクストが販売する1980円の「ロータス 1・2・3」の売れ行きが好調であることから、「長期的に売れ行きが好調であるなら、他のロータス オフィスソフトを低価格で発売することもあり得る」との意向を明らかにした。

 日本IBMのソフトウェア事業部では、メインターゲットを企業向けミドルウェアとし、「コンシューマ向け製品は本道ではない」ことを基本方針としている。しかし、堀田常務は、「個人的な見解としては、オフィスシリーズがマイクロソフト製品一色になるのも健全ではないのではないかと考えていた。そこで、同じような意向をもつ、ソースネクスト・松田憲幸社長から、ロータス1・2・3を1980円で販売できないかという話に同意し、ソースネクストから販売してもらうこととした」という。

 10月31日の製品発売後、日時データではあるが、BCNランキング・表計算部門において8割を超えるシェアを獲得するなど、発売後の出足は好調なものとなっている。

 堀田常務はこの結果について、「短期間とはいえ、予想を上回る好結果」と評価。さらに、「従来、ロータスオフィスとして販売していたソフトのなかで、単品パッケージとして販売できる製品が他にあることも確か。ソフトウェア事業部の営業担当者からは、他のソフトも1980円で販売したいという声があがっている」と、低価格で他のプロダクトを販売する可能性があることを認めた。

 ただし、「1・2・3の好調な売れ行きが、長期間続くものでなければ、他のソフトも低価格で販売するという決断はできない。もう少し、1・2・3の販売動向を見極める必要がある」とすぐには他のソフトの販売を決定することはないという。

 また堀田常務は、「再び、ロータスオフィスで、マイクロソフト オフィスと競合する計画は全くない」と、オフィスの販売拡大をさらに推し進める意向がないことを強調した。

日本IBM


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