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指定暴力団山口組五菱会系のヤミ金融事件で、警視庁などの合同捜査本部は１３日、ヤミ金融組織を統括していた元暴力団幹部梶山進容疑者（５４）＝出資法違反罪で公判中＝ら２人を組織的犯罪処罰法（犯罪収益隠匿）の疑いで再逮捕した。
梶山容疑者と関係の深い米国のカジノ経営会社が借りている東京都内の貸金庫から、約２００万ドル（約２億１６８０万円）の米ドル紙幣が見つかり、押収された。警視庁は、ヤミ金融で得た不法収益を米ドルに換金して隠していたとみている。
共犯容疑で再逮捕されたのは十数店の傘下店舗抱える「ＴＯ」グループ社長の元組員松崎敏和容疑者（３４）＝同。
生活経済課とマネーロンダリング対策室の調べでは、梶山容疑者らは昨年７月〜１１月中旬、ヤミ金融で得た不法収益のうち約２億５８００万円を、店長や従業員を使って偽名で米ドル札（２０８万７０００ドル）に換金させた。さらに今年２月、うち９万３０００ドル（約１０００万円）を含む約２００万ドルを、米ラスベガスにあるカジノ経営会社関連会社が千代田区の銀行に借りている貸金庫に隠した疑い。
梶山容疑者は以前、このカジノ経営会社が営むラスベガスのホテルに滞在していたという。
(11/13 16:37)