2003年11月12日(水) 00時00分
「オレオレ詐欺」急増/県警が注意呼びかけ(朝日新聞・)
息子や孫などを装って他人に電話をかけ、指定の口座に金を振り込ませようとする、いわゆる「オレオレ詐欺」が県内でも急増している。被害は全域にわたり、県警は「少しでも怪しい話にはご用心を」と注意を呼びかけている。
県警のまとめによると、県内では3月から10月末までで33件が発生し、被害総額は約4400万円に上るとみられる。相談もこの11日までに約40件寄せられ、特に10月は23件と多かった。
被害者は日中家にいる50〜80歳代の女性が多い。午後3時ごろまでの日中に電話をかけ、自分からは名乗らずに「オレだよ、オレ」といって息子や孫を装い、「交通事故の示談金」や「友達の借金の保証人」、「けがの治療費」などの名目でその日のうちに指定の口座に入金させようとするのが特徴。要求額は10万〜500万円とまちまちだが、50万円前後が多いという。
最近では「監禁されている」などと相手を驚かせる内容が増えていて、10月には70歳代の男性が500万円をだまし取られたケースがあったという。
県警は「『オレだよ』と名前を名乗らない電話がかかってきたら、こちらから思い当たる親族の名前を言わずに、相手に名前を言わせて確認してほしい。そして、不審な電話があったらすぐに警察に通報を」と話している。
(11/12)
http://mytown.asahi.com/kagawa/news02.asp?kiji=5939
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