2003年11月12日(水) 00時00分

いまどき“ねずみ”に…若者から２億以上集める１９０人から総額約２億６０００万円（ZAKZAK）

　福井県警生活保安課などは１２日、高配当を口実に無許可で出資金を募り、預かっていたとして、出資法違反（預かり金の禁止）の疑いで、住所不定、無職、李仁秀容疑者（４２）を逮捕した。

　県警は、李容疑者が福井県内の約１９０人から、総額約２億６０００万円を集めていたとみて裏付けを急ぐ。出資者の大半は２０代前半の男性で、消費者金融から金を借り入れて同容疑者に預けていたという。

　調べでは、李容疑者は２００１年１１月−０２年２月まで、福井市花堂北の借家で「預入時に１０％、１カ月ごとに約３％の配当利息を支払い、解約時には元金を全額返還する」と誘い、７人から１人１３０万−２１０万円、計約１２００万円を預かった疑い。

　李容疑者は、出資者に対し、新たな出資者を紹介すると、新たな出資金の５％の配当を約束するねずみ講方式で顧客を増やしていた。出資者が昨年６月に福井署に相談、容疑が発覚した。

ZAKZAK 2003/11/12

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_11/1t2003111222.html