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東京地裁は、一般の人が民事事件を検索するため所内に設置していたパソコンを17日に撤去することを決めた。「個人情報を保護する観点からの措置」と説明。今後は事件が特定されていれば、開廷期日や訴訟内容について職員が問い合わせに応じるという。
このパソコンは99年から同地裁14階の民事訟廷事件係の部屋に1台置かれ、誰でも自由に使うことができた。原告や被告名を入力すると、該当する事件番号や訴訟の種類が一覧表示される仕組み。パソコン導入以前からあるカード式の検索も利用できなくする。
同地裁によると、最近多重債務者らに請求書を送りつけるなど、裁判に絡んだ情報を悪用した詐欺事件が頻発。パソコン悪用の事例は報告されていないが、「将来の被害を予防するとともに、『裁判の公開』を保障する以上の情報提供はすべきでないと判断した」という。
(11/12 20:57)