2003年11月12日(水) 19時38分

「月１割」配当で若者から現金、出資法違反の男を逮捕（読売新聞）

　高配当を口実に、若者らが消費者金融などから借りた約１２００万円を集めたとして、福井県警生活安全課などは１２日、同県鯖江市生まれ、無職李仁秀容疑者（４２）を出資法違反（預かり金の禁止）の疑いで逮捕した。

　「紹介してくれた知人が出資したら、その５％を配当金に上乗せする」と持ちかけて約１９０人から預かった約２億６０００万円の大部分を返していないとみられ、県警は詐欺容疑でも追及する。

　調べでは、李容疑者は２００１年１１月ごろから昨年２月ごろまでの間、当時住んでいた福井市花堂の自宅で２０歳代前半の男性７人に「出資してくれれば１割、その後は１か月に１割の配当を支払い、元金は解約時に全額返済する」と持ちかけ、１人２１０万—１３０万円を預かった疑い。

　李容疑者は知人を介して出資者と知り合い、１、２か月の利息分を渡して信用させ、知人を紹介させていた。配当支払いが先延ばしされ、出資者の１人が県警に相談して発覚した。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031112-00000311-yom-soci