2003年11月10日(月) 12時25分
エタノールを誤注入、京大病院の看護師に有罪判決(読売新聞)
京都大病院(京都市)で2000年2月、人工呼吸器の加温加湿器に消毒用エタノールを誤って注入し、入院中の藤井沙織さん(当時17歳)を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた看護師高山詩穂被告(27)の判決が10日、京都地裁であり、古川博裁判長は「初歩的な過誤と言わざるを得ず、過失は重大」として禁固10月、執行猶予3年(求刑・禁固10月)を言い渡した。
判決によると、高山被告は同年2月28日、精製水と間違って注入。沙織さんを急性エタノール中毒などで死亡させた。
弁護側は、過失の背景に病院の管理監督体制の不備を主張したが、古川裁判長は「基本的な注意義務を怠ったものであることを考慮すれば無関係」とした。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031110-00000403-yom-soci