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同社は、99年にリース発売した動脈硬化検査装置が大ヒット。「新興市場の星」と株式アナリストらがはやし、00年の一時、株価は1万円を突破し、その後も3000円〜8000円を上下する値ガサ株として投資家の注目を集めていた。
ところが今年2月、海外販売強化を名目にソニーから招かれた柳本社長が就任すると、リース契約の引き当てが不足だとして5月中間決算で特別損失50億円を計上。結果、15億円強の債務超過に陥り、民事再生法申請にいたった。
不可解とも思える倒産劇に投資家のショックも大きく、「数百万円、数千万円が一夜にして紙切れになった」人が続出した。
そして、再生手続き開始後の9月、外資ファンド「カーライル・グループ」に、同装置の特許もろとも事業譲渡が決定。来年1月に新会社を発足させ、柳本氏が社長に就任する予定だという。
訴えた監査役は「リースの解約率を過大に算定して債務超過を作り出した。外資と組んだ会社乗っ取りだ」と話している。
ZAKZAK 2003/11/10
http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2003_11/1t2003111015.html