2003年11月10日(月) 18時15分
第一興商が勧告応諾せず 懐メロ使用妨害、審判へ(共同通信)
懐メロのカラオケへの使用権をめぐる取引妨害事件で、公正取引委員会から独占禁止法違反で排除勧告を受けたカラオケ業界最大手の第一興商(東京)は10日、勧告を不服として応諾しないことを決め、公取委に書面で通知した。
第一興商は「当社の主張と公取委の判断が大きく乖離(かいり)している。審判で公正な事実認定と法律の適用を求める」としている。公取委は近く、裁判の1審に当たる審判の開始を決める。
10月31日の排除勧告によると、第一興商は、系列レコード会社2社が所有する「柳ケ瀬ブルース」「星影のワルツ」など懐メロ67曲のカラオケへの使用許諾をめぐり、正当な理由がないのに、ライバル会社に対する使用許諾をしないよう2社に指示、許諾を取り消させるなどの取引妨害をした。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031110-00000178-kyodo-soci