2003年11月10日(月) 18時37分
中国製手袋を国産に偽装 タグ付け替えは刑務所(共同通信)
中国製の手袋約125万組を国産と偽って販売したとして、公正取引委員会は10日、景品表示法違反(原産国の不当表示)で、香川県東かがわ市の衣料品製造会社「ウルシハラ」に排除命令を出した。
一部手袋の産地を示すタグは、高松刑務所(高松市)の刑務作業で偽装されていたことが7月に発覚し、公取委は高松刑務所を立ち入り検査するなどして調査していた。
公取委の調べでは、ウルシハラは1999年2月から今年8月にかけて、中国で生産された手袋約125万組の「中国製」と記されたタグを「日本製」と書かれたタグに付け替え、国産に偽装して販売した。
この手袋は「ICB」や「組曲」など7つのブランド名で、全国の百貨店などに出荷。1組当たり3000−5000円で売られていた。
またタグは高松刑務所のほか、東かがわ市や周辺の下請け業者約50カ所で付け替えていた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031110-00000186-kyodo-soci