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2003年11月08日(土) 12時13分

家電安売り競争激化 名駅西にビックカメラ開店中日新聞

 【愛知県】家電量販大手のビックカメラ(東京)が名古屋市中村区に東海地区初めてとなる名古屋駅西店を7日オープンし、名古屋地区で家電量販各社が繰り広げる競争激化に一層拍車がかかった。東海地区では、地元を含めた各社が出店攻勢を既に強めており、ビックカメラは都心駅前立地という新たな武器で顧客を誘う。「安売り」を看板にする業界の動揺は、小さくない。

 この日、ビックカメラの開店前にできた行列は約3千人。午後9時の閉店までに「約15万人が来店し、1日の売り上げは約3億円に達した」(ビックカメラ)という。一部限定商品の整理券がオープン前になくなるなど、消費者の関心の高さをうかがわせた。

 迎え撃った格好の地元エイデン(名古屋市)は、名古屋駅を挟んでビックカメラとは反対側にエイデン本店とパソコン専門店「コンプマート」を構える。

 客の流れを引き戻すため、駅東地区でチラシを配る作戦に出たが、「ビックカメラのオープンで人が集まり、来客数はむしろ増えた」。「年末商戦が勝負。低価格は当たり前なので、サービス一番店を目指す」と闘志を燃やす。

 「ビックカメラさんのチラシより安い」−。真っ向から価格勝負を挑んだのが業界最大手のヤマダ電機(前橋市)。名古屋・栄の「テックランド名古屋栄店」では、法被を着た店員が店舗入り口に陣取り、安売りのチラシを配った。

 店内の値札でもビックカメラと比較して自社の低価格をアピールするなど、値引き合戦は今後も過熱しそうな勢いだ。

 コジマ(宇都宮市)は、ビックカメラの開店と同じ7日、愛知県内9店舗目となる清洲東インター店(愛知県西春町)をオープン。1000人が開店前に行列をつくるなど、初日としては「まずまずの盛況」(営業本部担当者)だったという。

 同時出店となったビックカメラに対しては「限られたパイの中で営業するので、影響がないとはいえない」という一方、「郊外型の当社とは、客層に多少違いがある」と微妙な受け止め方。「利便性をいかに打ち出しいかにシェアを上げられるかが勝負」としながらも、「出店計画に影響も」と他社の動向は気になる様子だ。(中日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031108-00000016-cnc-l23