2003年11月08日(土) 00時00分

ヤフー、知的財産保護強化　 （東京新聞）

　国内最大のインターネットオークション（競売）サイトを運営するヤフーは八日、競売出品物が企業などの著作権や商標権などを侵害している場合、権利を持つ企業や団体などの要請に応じ、できるだけ迅速に出品物をサイトから削除するなど、権利者の知的財産権保護策を抜本的に強化する方針を明らかにした。国内競売サイト初。

　例えば無断で製造されたタレントの写真付きＴシャツが出品されると、肖像権などの侵害に当たる。ところが、権利を持つ団体がヤフーに出品削除を求めても、これまでは一件一件個別に対応していたため削除まで時間を要する問題があった。

　同社はそこで「知的財産保護プログラム」と呼ばれる対策を導入し、著作権などに基づいて出品削除を求める場合、権利を持つ企業や団体が用意すべき書類などを明示。指定書類を同社法務部削除要請係に郵送すれば、同社が速やかに侵害の有無を判断し、必要なら削除することにした。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20031108/eve_____kei_____001.shtml