2003年11月07日(金) 21時50分
[まちかど通信]分かりやすく裁判員制度を説明 /長崎(毎日新聞)
最高裁判所長官を務めた矢口洪一さん(83)の講演会が6日、長崎市横尾の長崎外国語大学・短大であった。同大の学生や市民ら約320人を前に「裁判と市民—裁判員制度の導入を前に」をテーマに話した。
裁判員制度は刑事裁判の審理・評決に一般市民が参加する制度で、政府が導入を検討している。
矢口さんはドラマ「遠山の金さん」や映画「評決のとき」などを例に挙げて外国の陪審制などを分かりやすく説明。「裁判官は専門家だが、専門家であるため一定の限度がある」と裁判に市民が参加することの意義を強調し「市民も専門家から十分な説明を受ければ、裁判員を務めることができる。制度が決まった時には協力してほしい」と話した。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031107-00000004-mai-l42