2003年11月07日(金) 20時58分
酢酸を誤注入、患者が死亡 舞鶴赤十字病院で医療ミス(共同通信)
京都府舞鶴市の舞鶴赤十字病院(弘中武院長)で今年10月、肝臓がんで入院していた同市内の男性患者(62)が薄めた酢酸を注入する治療を受けた際、誤って原液を注入されて死亡していたことが7日、分かった。
病院側はミスを認めて遺族に謝罪し、舞鶴西署に届け出た。同署は業務上過失致死容疑で関係者から事情を聴いている。
病院によると、男性は10月6日、肝硬変などのため入院。検査で肝臓に約2センチの腫瘍(しゅよう)が見つかり、同20日から腹部に針を刺し患部にエタノールを注入する治療法を始めた。
効果が薄かったため同27日、男性医師(33)が治療薬を酢酸に変更して注入。男性は直後にけいれんと呼吸困難を起こし、約4時間後に多臓器不全で死亡した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031107-00000177-kyodo-soci