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住宅地図大手のゼンリンは6日、「北海道地図」(北海道旭川市)がゼンリンの地図を無断複製したデータで札幌市の住宅地図を製作し、著作権を侵害したとして、福岡地裁小倉支部に1500万円の損害賠償と地図の元データの廃棄などを求める訴えを起こした。
訴状によると、北海道地図はゼンリンが発行する札幌市の住宅地図全20冊(4852ページ分)を無断でコピーし、住宅地図や電子地図ソフトの元データを作成した。ゼンリンの地図だけに載っている私道や路地1万7千カ所の情報や、現地の表札と異なるゼンリンの地図上の表記のうち約9割が、北海道地図にも同じように記載されていたという。
ゼンリンは「年間に約4000人の調査員が集めた情報を流用しており、悪質だ」としている。
北海道地図は「訴状が届いていないので詳細はわからないが、独自の調査をしており、不法行為はない」と話している。同社は官庁向けの特注地図事業の売り上げが大きく、住宅地図は昨年初めて発行した。
(11/07 00:09)