2003年11月07日(金) 09時19分
[セキュリティ]トレンドマイクロ、2003年10月のウイルス感染被害ランキングを発表(BCN)
トレンドマイクロ
<4704> (スティーブ・チャン社長)は11月6日、2003年10月度のコンピュータウイルス感染被害ランキングを発表した。このランキングは、日本のトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられた問い合わせを基に順位付けを行ったもの。上位5位は以下の通り。
1位 「WORM_NACHI.A」887件 [種類]ワーム型 [前月被害/順位]810件/1位
2位 「WORM_SWEN.A」858件 [種類]ワーム型 [前月被害/順位]124件/5位
3位 「TROJ_ISTBAR」442件 [種類]トロイの木馬型 [前月被害/順位]初登場
4位 「TROJ_DLUCA」372件 [種類]トロイの木馬型 [前月被害/順位]新登場
5位 「WORM_MSBLAST」238件 [種類]ワーム型 [前月被害/順位]310件/2位
10月の全体的なウイルス感染被害報告数は7856件と先月(3511件)に比べ大幅に増加した。これについて同社では、「8月の『WORM_MSBLAST』出現によって、改めてウイルス対策を見直したユーザーがとくにホーム市場で増え、結果としてウイルス検出件数が上がっているものと思われる」としている。
また、ランキング内の「TROJ_ISTBAR」、「TROJ_DLUCA」に代表される不正プログラムとして、悪質なWebサイトからダウンロード/実行される「トロイの木馬型」の感染報告がここ数か月で増加している。こうしたタイプは実行後、Internet Explorerの設定を変更し、Internet Explorerのスタートページやツールバーの変更、お気に入りにアダルトサイトへのリンク追加などを行う。さらに、バックドア型などのハッキング系プログラムやユーティリティをダウンロードするものも存在する。
同社では、「Webサイトによっては年齢確認やサイト表示に必要などと偽ってウイルスをダウンロードさせてしまう悪質な例もあるため、注意が必要」と指摘している。
トレンドマイクロ
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