2003年11月06日(木) 21時35分
添付文書もとに月内選定 コンビニ販売の医薬品(共同通信)
厚生労働省の検討会は6日、コンビニなど一般小売店での販売を認める医薬品について、薬の添付文書に記載された注意事項や副作用を検討して選定するとの手順を決めた。月内に選定を終える、としている。
選定の対象となるのは、医師の処方せんなしで買える大衆薬約1万7000品目。現在は薬局や薬店で販売されているが、安全上問題がない薬はコンビニなどでの販売を認めることが「骨太の方針」に盛り込まれていた。
検討会では、大衆薬を薬効別に約80に分類。薬剤師がいないコンビニなどでの販売が可能かどうか、作業班を設置して薬効ごとに検討する。
具体的には、薬の添付文書に記載された使用上の注意に着目。内容を薬剤師が客に説明しなくても安全上問題がないかどうか検討する。副作用にも注目し、重症の薬疹など重い副作用がある薬の販売は認めない方針。
販売する薬を1日分に限定したり、小売店に販売数量の監視を求めるなど、販売方法を制限することも検討している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000218-kyodo-soci