2003年11月06日(木) 07時03分
チラシ内職商法の会社捜索 宮城県警 50億円詐取か (河北新報)
宮城県警生活環境課と仙台北署は5日、チラシ配りの内職商法で契約料をだまし取ったとして、詐欺容疑などで仙台市青葉区一番町2丁目、通信販売業ケアンズ・コーポレーション、東京都新宿区新宿2丁目、同ケーズ・ケアなどグループ6社を捜索した。
県警はグループの実質経営者の刀根健治ケアンズ社社長(44)=新宿区=を中心に、全国の約1万人から計約50億円をだまし取ったとみている。
調べでは、グループは昨年8月から今年5月まで、岩手県北上市の女性店員(30)ら9人に「健康食品などの販売促進チラシを配るだけで約8万円の月収が得られる」とうそを言って委託契約を結ばせ、契約料として1人35万—50万円を支払わせた疑い。
県警によると、チラシを配っても報酬が支払われず、女性らが抗議しても「配り方が悪い」と難癖をつけられ、契約金も返されないことが多かった。
グループは1998年2月から、仙台市と東京都を拠点に、社名を次々に変えながら営業していた。
[河北新報 2003年11月06日](河北新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000008-khk-toh