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新潟県病院局は6日、同県上越市の県立中央病院で98年、同市在住の60代の男性患者に胃カメラ検査で胃がんが見つかったのに、主治医が報告書を見逃すミスがあったと発表した。この患者が01年、再び胃カメラ検査を受け、見落としが判明。患者は2回にわたって手術を受けたが完治せず、今年1月に死亡した。
同病院によると、胃カメラ検査の報告書には胃がんと明記されていたが、入院カルテに挟み込まれ、主治医は報告書を見なかった。その後、患者が受診した際に主治医が見た別のカルテには、胃がんを示す略号が書かれていたが、手書きで不鮮明だったこともあり、主治医は良性腫瘍(しゅよう)と読み違えた。この時点で手術していれば、80%以上の確率で完治していたという。
県病院局によると、患者側とは示談の方向で話し合いが進んでいるという。
(11/06 19:31)