2003年11月06日(木) 09時34分
Nokia、IPv6対応電話を来年投入(ZDNet)
携帯電話機メーカーNokiaは11月5日、来年製造予定の電話はIPv6に対応させると発表した。
同社は現在、キャリア向けに試作品を提供しているが、これはテストのみが目的だと説明している。IPv6と現行のIPv4の両方に対応した電話は来年中に市販される見通し。
NokiaはIPv6への対応に力を入れており、同社副社長のアダム・ゴールド氏は「IPv6技術には差し迫った需要があるとNokiaは認識している」とコメントした。
ネットワーキング業界の専門家によると、Nokiaはまず、IPアドレスが枯渇しかけているアジア諸国のサービス提供企業向けにIPv6電話を売り込むと見られる。日本のNTTやAsia Netcomなどの大手キャリアは既に、自社のネットワークでIPv6の利用を開始している。
しかしこれまでのところ、アジア以外の地域ではIPv6製品への需要はほとんどない。IPv6に反対する陣営は、アジア以外では少なくともあと20年は、IPアドレスが枯渇する心配はないと主張している。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000006-zdn-sci