2003年11月06日(木) 12時26分
SPF会長らに有罪 「違法行為連鎖」と地裁(共同通信)
出資法違反(預かり金の禁止、高金利)の罪に問われた大阪市の金融会社「スイスプライベートファンド」(SPF)と同社会長和中勝被告(58)、関連会社2社と元関連会社幹部夏川江美子被告(38)の判決公判が6日、大阪地裁で開かれた。
川合昌幸裁判長は和中被告に懲役2年、執行猶予5年、罰金100万円(求刑懲役2年、罰金100万円)、夏川被告に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)、3社にいずれも罰金100万円(求刑罰金100万円)を言い渡した。
判決理由で川合裁判長は「違法行為の連鎖と言うべき悪質な犯行で、社会的影響も大きいが、事実を認め被害者らにも謝罪している」と述べた。
判決によると、和中被告らは2001年5月から02年7月にかけ、SPFの業務として、正規の金融機関でないのに9人から元利を保証し計1億5800万円を受け取ったほか、20人に法定利息を超える金利で貸し付けた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000072-kyodo-soci