2003年11月06日(木) 12時27分
東京ゼネラルを告発 資産流用か、東京地検捜査(共同通信)
商品先物取引大手「東京ゼネラル」(福岡市)が顧客からの預かり金と会社の資産を分けずに保管していることを隠し、虚偽の報告をしたとして、監督官庁の経済産業、農林水産両省が商品取引所法違反の疑いで同社を東京地検特捜部に告発していたことが6日、分かった。
数十億円に上る預かり金が流用された疑いもあり、特捜部は東京ゼネラルから資料の任意提出を受けるなどして捜査を進めているもようだ。
商品取引所法は、預かり金は会社の資産と分離し、金融機関に預けるなどして保全しなければならないと規定。
関係者によると、東京ゼネラルは今年1月、経産、農水両省から財務内容などについて報告を求められた際などに、規定に違反していることを隠すため、顧客の預かり金を保管している銀行口座の残高証明書を偽造して虚偽の報告をした疑いが持たれている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000073-kyodo-soci