2003年11月06日(木) 18時54分
中国人の同姓被告取り違え、公判中断(四国新聞)
高松地裁で六日開かれた坂出港の中国人集団密航事件の初公判で、高松拘置所が誤って別人の同姓の被告を出廷させ、審理がストップするハプニングがあった。
初公判が開かれたのは、集団密航した中国人男性の被告四人。うち一人が本来出廷すべき李汝清被告(二三)でなく、同事件で手引き役として逮捕起訴されている同姓の李宝貴被告(二九)だった。
冒頭の裁判官の人定質問で、李被告が別人と判明。裁判官はいったん休廷とし、急きょ同拘置所から李汝清被告を呼び寄せ、約二十分遅れで審理が再開した。
同拘置所によると、被告を出廷させる際に名前と顔の確認を怠り、刑務官の勘違いで別人の李被告を連れて来たらしい。高松刑務所の川崎茂則総務部長は「単純なミスで関係機関に多大な迷惑をかけ、おわびする」と平謝りだった。
http://www.shikoku-np.co.jp/news/social/200311/20031106000313.htm