2003年11月06日(木) 21時46分
出資法違反容疑でヤミ金90業者を告発−−松山たちばなの会 /愛媛(毎日新聞)
高金利で金を貸し付けるヤミ金被害者を支援する全国19都道府県26団体が5日、詐欺と出資法違反(高金利)容疑でヤミ金業者を一斉告発した。これに関連し県内でも同日、「松山たちばなの会」が東京都や県内などの90業者を同容疑で県警に告発した。
同会によると、県内の被害者は14人。融資の前に保証金を要求する新しい手口が増えているという。40代の女性は、DM(ダイレクトメール)を見て300万円の貸し付けを申し込んだところ、保証金が必要と言われ、9月25日〜10月2日に約332万円を銀行口座に振り込んだ。しかし、7000円しか融資を受けられなかった。
こうした保証金名目で金を要求する業者は、脅迫的な取り立てをせず、電話・DM・ファクスを使い、良心的な業者を装うことが多いという。
青野貴美子・同会事務局長は「改正貸金業規制法と改正出資法が9月に施行された後、相談件数はやや減ったが、まだ安心できる状況ではない。10月には、保証金を要求する新しい手口による被害相談が毎日のようにあった」と話している。 【伊藤伸之輔】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000001-mai-l38