2003年11月06日(木) 10時30分
家裁のあり方、HPでアンケート 京都弁護士会 市民に募る(京都新聞)
司法制度改革で充実が求められている家庭裁判所委員会制度で、京都弁護士会(塚本誠一会長)は5日、家裁運営についてインターネットのホームページ(HP)で市民にアンケートを募る取り組みを始めた。広く市民の意見を反映させる狙いで、全国的にも珍しいという。
家裁委員会制度では、家裁が有識者らから裁判所の運営について意見を聞く。司法制度改革審議会が同委員会制度の充実を求めたため、最高裁は、家裁運営に広く市民の意見を反映させることを目的に同委員会規則を改めた。
こうした動きを受け、京都弁護士会はHPを使ったアンケートを企画した。家裁の利用のしやすさや具体的な問題点を尋ねる項目を設け、集計結果もHPに掲載する。
12月11日に予定されている京都家裁の家裁委員会で、委員を務める安保千秋弁護士が同日までのアンケート結果を提出する。安保弁護士は「依頼者から家裁への不満を聞いても、改善を求める場がなかった。司法への市民参加の道筋を開いきたい」と話している。京都弁護士会のホームページは、http://www.kyotoben.or.jp (京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000013-kyt-l26