2003年11月06日(木) 19時56分
ヤミ金融被害者の会などが県警本部に告発状を提出 /石川(毎日新聞)
ヤミ金融業者による被害者の会や支援団体などが5日、全国一斉の集団刑事告発を行い、石川でも、「北陸三県クレサラ・ヤミ金・商工ローン対策会議」と、悪質金融の被害者を支援している「金沢あすなろ会」のメンバー7人が県警本部を訪れ告発状を提出した。
この日は、県内に住む40〜50代の男女9人が県内外の81業者を、出資法違反、貸金業法違反の疑いで告発した。9人は合計で約1250万円を借り入れたが、これまでに約2044万円を返済しており、約793万円が過払いだとしている。同会ではこれまでに3回の告発を行っており、告発した業者はのべ956業者にのぼる。
「北陸三県クレサラ・ヤミ金・商工ローン対策会議」の事務局長、川畑岩未さん(55)によると、最近は債権回収業者を名乗るものからの架空請求に関する相談が増えているといい、「手口も変わってきている。警察は県民の期待に応えて、迅速に業者を摘発してほしい」と話していた。
【平本泰章】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000001-mai-l17