2003年11月06日(木) 23時58分
訪問販売会社「ラップ」所得隠し、取引先の社長逮捕(読売新聞)
輸入電気掃除機などの売り上げで急成長した訪問販売会社「ラップ」(現プロポスタ、東京都渋谷区)と関連会社などが総額37億円余の所得を隠し、東京国税局から告発されていた事件で、東京地検特捜部は6日、取引先の経営コンサルタント会社「パナジアン」(港区)社長の川北忠夫容疑者(69)(千代田区)を法人税法違反(脱税)の疑いで逮捕した。
調べによると、川北容疑者は2001年までの3年間に、手数料名目で得た所得約6億5000万円を隠し、法人税約1億9000万円を脱税した疑い。隠した所得の多くは、ラップの脱税に協力した謝礼とみられる。
この事件では、川北容疑者のほか、ラップの山下大作・元社長(43)ら2人も脱税容疑で告発されている。
川北容疑者は昨年6月に国税局から告発された後、読売新聞社の取材に、「年に2、3回、ラップから多額のコンサルタント料を受け取り、その75%を現金で返していた」と説明していた。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031106-00000514-yom-soci