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2003年11月05日(水) 09時10分

米で加熱するネット電話プラン値下げ競争ZDNet

 インターネット電話会社は従来型の電話サービスに比べて割安な料金でサービスを提供しているが、顧客獲得競争が過熱する中、それぞれが最安値プランをうたってしのぎを削っている。

 ネット電話技術は7年近くにわたって日の目を見ない状態が続いた後、ここへ来て主流技術になる態勢が整った。しかし市場の成熟に伴い、競合企業も多数登場するようになっている。

 ネット電話サービスの中には無料で利用できるものもあるが、これは通常、同じソフトをインストールしたコンピュータ経由でしか通話ができない。現在の価格戦争は、普通の電話機から世界中のどの電話番号へもシームレスに電話がかけられるサービスを提供しているネット電話企業の間で起きている。

 VonageとCablevisionのOptimum Voiceは、標準的な家庭向けプランで月額約35ドルという平均を打ち立てた。しかし、新規顧客獲得を狙うブロードバンド提供企業は高速インターネット接続に音声通話を組み合わせることで、この価格レベルをさらに引き下げた。

 2週間前、ブロードバンド提供企業のGalaxy Internet Servicesは長距離と市内通話無制限のプランを月額20ドルに値下げ。これに対してネット電話提供企業は機能や通話エリアを絞り込むことで対抗、VoicePulseは月額15ドルで市内通話無制限、8x8は月額20ドルで米国内とカナダへの通話無制限のプランを提供している。

 また、DSLiの月額10ドルのプランは電話番号のみを提供。かかってくる電話を受けることはできず、ボイスメールに転送される。電話をかける場合の料金は通話先によって1分間2〜24セント。

 こうした値下げ戦争によって、従来型の電話からの乗り換え促進という効果がもたらされるかどうかはまだ分からない。米国の家庭でのネット電話加入者はまだ約10万人にすぎず、加入者数についての詳細を公表している提供企業はほとんどない。現時点では最近5万4000人の加入者を報告したVonageが最大の提供企業だと見られている。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031105-00000001-zdn-sci