2003年11月05日(水) 19時25分
市川市の情報管理システム、国内外の認証取得−−行政機関初 /千葉(毎日新聞)
市川市は4日、情報の安全管理面で優れた水準にあると認められ、情報セキュリティ管理システム(ISMS)の国内外の認証を取得した。英国が作成し、国際標準となっている「BS7799—2」と呼ばれる規格と、国が定めた「ISMS認証基準」の認証。省庁なども含めた国内行政機関として、どちらの取得も初めて。
市は昨年8月から取得の準備を始め、2つの認証について、英国の機関「UKAS」から委託された経済産業省の関連機関「日本情報セキュリティ認証機構」による審査を受けた。今年10月に本審査を通過し、4日に登録証が贈られた。
認証の対象となったのは、情報管理の中心となる情報システム部と、市民の個人情報管理に関わる市民生活部など。認証を受けたことで毎年専門家らからなる第三者機関がチェックすることになり、さらに安全性が高まるという。
千葉光行市長は「(認証で)市の情報管理の信頼性が立証された。今後もセキュリティの精度を高めたい」と話している。【吉岡宏二】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031105-00000007-mai-l12