2003年11月05日(水) 21時25分
主婦ら1万人から50億円詐取、チラシ配りあっせんと(読売新聞)
チラシ配りの内職をあっせんすると誘い、代理店の委託契約料名目で1人当たり35万円から50万円をだまし取ったとして、宮城県警生活環境課と仙台北署は5日、東京都新宿区の通信販売会社「ケーズ・ケア」や仙台市青葉区の同「ジュイール」、この通信販売会社グループ実質経営者の男性(44)の新宿区内にある自宅など計5か所を詐欺と特定商取引法違反(不実告知)の疑いで家宅捜索した。
グループは全国の約1万人から約50億円をだまし取っていたとみられる。
調べでは、「ケーズ・ケア」などグループ3社は昨年8月から今年5月にかけ、川崎市の主婦(44)ら計9人に対し、「チラシを配布するだけで月々7—8万円が間違いなく得られます」とうそを言い、健康食品や日用雑貨のチラシ配りの代理店委託契約料名目で計約420万円を銀行口座に振り込ませてだまし取った疑い。
被害者は実際にチラシを配り、注文があれば商品価格の12—33%を手数料として受け取れる契約だったが、実際に収入を得た人はほとんどいなかったという。
グループは1997年ごろから仙台市や都内で活動を開始。名簿業者の通販顧客リストや主婦リストなどを使って、電話で全国の主婦らを勧誘していた。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031105-00000213-yom-soci