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日本で頻発している「オレオレ詐欺」に似た手口の事件が、ブラジル・サンパウロ周辺でも続発している。日系人が標的になっており、現地の日本総領事館が注意を呼びかけている。
9月初旬、サンパウロ近郊のソロカバに住む日系人一家の電話が鳴った。男がポルトガル語で「日本に出稼ぎに行っているお宅の息子さんが交通事故を起こした。弁償費用を立て替えている。総領事館員が取りに行くので3000ドル渡してほしい」。不審に思い問い返すと、男は「いま息子さんと電話をかわるから」と言った。間を置いて「おれだよ、おれ。金頼む」などと、本人になりすました、かすれ声の男が短時間、話したという。
この家族は総領事館に問い合わせたため実害を免れた。しかし、同様の電話を受けた家族は届け出があっただけでも9月と10月で計3件。ブラジルでは警察への信頼度が低く、お金を取られても届けないケースが多いため、かなりの被害が起きていると見られている。
ブラジルから日本へは約30万の日系人が出稼ぎに行っている。(11/04 22:29)