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首都圏で10月から始まったディーゼル車規制で、東京都は4日、条例に違反して排ガス対策をせずに都内を走行させたとして、トラック4台を運行していた4業者に対し、運行禁止命令を出した。運行禁止命令は、同時に条例で規制を始めた埼玉、千葉、神奈川県を含めて初めて。
首都圏の規制は、新車登録から7年を超えたトラックなどを対象に、排ガス中の粒子状物質(PM)の排出基準を定めた。対象となる年式の車はPM減少装置をつけなければ圏内を走れない。
都が4日発表した集計によると、10月1〜31日に路上や物流施設で行った取り締まりで、対策状況を確認したのは1002台。うち19台(1.9%)が未対策だったため、対策を指導した。
しかし、東海地方の1社と東北地方の3社の運送会社などはその後も対策を取らず、その意思もないことが確認できたため、都は命令に踏み切った。都に対し、「今後は二度と乗り入れない」「車を買い替える予定だが、すぐにはできない」などと話したという。
対策をとれば命令は解除されるが、未対策のまま再び都内を走ると、業者名公表、罰金もありうる。(11/04 21:00)
http://www.asahi.com/national/update/1104/TKY200311040296.html