2003年11月04日(火) 18時13分

NTT 東西の IP 電話機器で不具合（japan.internet.com）

NTT東日本 と NTT西日本 が2003年10月31日に発表したところによると、フレッツ・ADSL とBフレッツユーザーに提供している「IP 電話対応機器」の一部が、以前の設定を消去せず未初期化のまま送付されたとのことだ。

発表によると、NTT 東西では、サービスの解約や機種変更などで回収した IP 電話機器を、以前のユーザーの設定情報を消去する初期化などの再生作業を行ったうえで、レンタルや故障時の交換用機器として再利用しているが、一部、初期化されていない機器が他のユーザーに送付されていることが分かった。

その結果、インターネットへ接続できない、発信不可、誤着信などで IP 電話サービスが正しく利用できない、ISP のサービス利用状況と料金請求内容が一致しない、などの不具合が生じたという。

送付された可能性のある初期化未実施電話機器は、NTT 東で98件、NTT 西では64件で、現在までに不具合が判明した件数は NTT 東では2件、NTT 西では問い合わせのあった件数は10月31日現在で3件だそうである。

不具合の生じる可能性のある機器は、ADSL モデム−NV/MNV などと、Web Caster V100（ルータタイプ）、VoIP アダプタ（アダプタタイプ）。

NTT 東西では個別にユーザーに連絡したり訪問したりして対応中のとのこと。


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