2003年11月03日(月) 18時49分
蛇口修理工事で40万円 代金請求の業者が“敗訴”(共同通信)
台所の水漏れ工事をした京都市内の水道管工事会社が、滋賀県草津市の会社員男性(50)に代金約40万円を求めた大津簡裁の訴訟で、原告会社が被告男性から「不要な工事で法外な請求を受けた」と反論を受け、請求を放棄していたことが3日分かった。
最高裁によると、原告側敗訴と同じ効力を持つ「請求の放棄」は、昨年度約31万件あった簡裁での訴訟中、約0・025%の80件。水回り工事をめぐるトラブルが増える中、被告側弁護士は「異例のケース。泣き寝入りしない消費者の努力が報われた」と評価している。
訴状や関係者によると、昨年5月23日、高額料金や強引な契約を不審に思った男性側が他の業者に相談するなどして支払いを拒否したため、会社側が昨年9月提訴した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031103-00000108-kyodo-soci