2003年11月03日(月) 11時53分
ADSLなどの広告わかりやすく、広告基準協を設立へ(読売新聞)
インターネット技術を使うIP(インターネット・プロトコル)電話などの広告表示について、自主基準作りを進めている通信業界3団体が基準の運用主体となる協議会を今月上旬に設立することが2日、明らかになった。
12月に自主基準を公表し、今年度中に運用ガイドラインも作成する。将来の自主基準の見直しも協議会で行う。
協議会を発足させるのは「テレコムサービス協会」、「電気通信事業者協会」、「日本インターネットプロバイダー協会」の3団体。IP電話やADSL(非対称デジタル加入者線)などの新サービスを巡っては、業者間の競争激化などを背景に、消費者から通信速度や無料通話に関する表示が不十分とする苦情が増えていた。
自主基準では、街頭で通信モデムを配布する場合など、口頭で行う勧誘も「広告」の対象にする方針だ。ADSLの通信速度表示も、電話局からの距離など通信環境で実現できないことがあることや、「通話料無料」をうたうIP電話も、他の事業者が提供するサービスとの間では有料になり、固定電話に比べて音声品質が低下する可能性があることなども明記するよう求める。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031103-00000102-yom-bus_all