2003年11月02日(日) 12時02分
愛知の立てこもり爆発、石油会社を書類送検へ(日経新聞)
名古屋市で9月に起きた運送会社事務所での立てこもり爆発事件で、愛知県警保安課と東署は2日までに、死亡した別府昇容疑者(52)に大量のガソリンを売った給油所=名古屋市熱田区=の消防法違反(危険物の取り扱い上の基準違反)容疑が固まったとして、同給油所の男性従業員と給油所を経営する大成石油商会(名古屋市東区)を近く書類送検する方針を固めた。
調べでは、同社と従業員は、事件当日の9月16日午前8時半ごろ、軽トラックで来店した別府容疑者が持ち込んだ18リットルポリタンク8個に計144リットルのガソリンを入れた疑い。別府容疑者は「機械を洗うため」と話していたという。消防法の危険物取り扱い基準では、ガソリンのポリタンクでの運搬は10リットル未満。別府容疑者が運搬するのを知りながら基準以上の量のガソリンをポリタンクに入れた行為を、県警は違法と判断した。東署などは同月19日、大成石油と給油所を家宅捜索し、同容疑の裏付けを進めていた。〔共同〕 (12:45)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20031102AT3K0200R02112003.html