2003年11月01日(土) 20時38分
厚生労働省の承認なく販売 薬事法違反で中区の医療用具会社を製造停止処分−県/広島(毎日新聞)
腎臓病患者の医療用具・透析用監視装置の改造型を、厚生労働省の承認なく製造・販売したのは薬事法違反として、県は31日、中区加古町の医療用具製造会社「ジェイ・エム・エス」(木村創社長)に対し、同日から32日間、同社千代田工場(千代田町)での改造型の製造停止を命じる行政処分を行った。
県薬務室などによると、この装置は患者が透析する際の血液流量や時間などを制御する。血液を流す管をセットする際、従来は手動だった管に残る空気を抜く作業などを、改造型は自動化した。同社は00年11月、同省に製造承認を申請したが、未承認。だが、同社は製造・販売し、全国9医療機関に332台が配備されていた。同社は10月初旬までに、すべてを自主回収をした。
【山口一朗】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031101-00000007-mai-l34