2003年10月31日(金) 20時46分
エアーマッサージ器で提訴 事故死した2女性の遺族(共同通信)
東京都と北海道の女性2人がエアーマッサージ器で窒息死した事故で、遺族計5人が31日、「排気機能に欠陥があった」として、製造元の川衛製作所(和歌山県有田市)と販売したコンセラン(東京)などに、計約1億4700万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
遺族側弁護士によると、川衛製作所のエアーマッサージ器ではほかにも兵庫県の男性が死亡する事故が起こっているが、提訴は初めて。
訴状によると、エアーバッグに送り込んだ圧縮空気を加減し血行をよくする健康器具として、製造、販売された。2人は2001年1月と2月、自宅で上半身全体を包み込むジャケット型を着用して使用中、胸が圧迫されて死亡した。
遺族側は「安全性に十分配慮すべき注意義務を怠り、欠陥のある製品を製造、販売した過失がある」と主張している。
和歌山県はこれらの事故直後、薬事法に基づく製品回収命令を出した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031031-00000164-kyodo-soci