2003年10月31日(金) 21時39分

損害賠償：空気注入式マッサージ器に欠陥と遺族が提訴（毎日新聞）

　家庭用の空気注入式マッサージ器を使用中に死亡した東京都小金井市と北海道稚内市の女性２人の遺族が３１日、「安全性に欠陥があった」として、販売元の「コンセラン」（東京都千代田区）と製造元の「川衛製作所」（和歌山県有田市）などに計１億４７００万円余の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。

　訴状によると、２人はそれぞれこのマッサージ器を使用中、胸部を圧迫され窒息死した。着用したジャケットに空気を送って加圧する仕組みだが、正常に作動せず、排気されなかった。

　マッサージ器は自主回収されている。コンセランと川衛製作所は「訴状を読んでいないのでコメントできない」としている。【渡辺暖】

［毎日新聞１０月３１日］ ( 2003-10-31-21:39 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031101k0000m040110000c.html