2003年10月31日(金) 03時10分
川崎の教育ネットにウイルス、300台が感染(読売新聞)
川崎市内の市立小中高校などを結ぶコンピューターネットワークにコンピューターウイルスが侵入し、小中31校と市総合教育センター(川崎市高津区)の計約300台のパソコンがウイルス感染したことが30日、わかった。
未点検の学校が3分の2残っており、被害は拡大する恐れもある。ウイルスは6種類も確認され、点検や駆除などに手間取っており、復旧には来月中旬までかかる見通し。
見つかったウイルスは、今年8月に流行した「MSブラスト」の一種「ウェルチア」のほか、「レッドロフ」「ラブレター」など。
今月15日朝、同センターでパソコンを起動させたところ、画面に「ウイルスを感知した」というメッセージが現れ感染が発覚。市教委は、各校に「パソコンの使用厳禁」を指示し、全校点検に乗り出したが、まだ約3分の1の59校しか点検が済んでいない。
学校間のコンピューターネットは、センターのサーバーを通してインターネットと接続。ウイルス防止システムのあるサーバーに外部からの侵入は不可能といい、市教委は「教諭らが持ち込んだフロッピーなどが原因」と見て調べている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031031-00000101-yom-soci