2003年10月31日(金) 12時25分
<ウイルス感染>小中31校のパソコン300台が 川崎市(毎日新聞)
川崎市内の市立学校を結ぶコンピューターネットワークにコンピューターウイルスが侵入し、市総合教育センター(同市高津区)と小中31校の計約300台のパソコンがウイルスに感染していたことが31日、分かった。川崎市教育委員会で感染実態を調べているが、全178校のうち59校しか点検が終了しておらず、最終的な状況はつかめていない。
確認されたウイルスは、今夏に世界的に流行した「MSブラスト」の亜種を含む6種類。今月15日朝、同教育センターでパソコンを起動した際、画面にウイルス感染を知らせるメッセージが現れて発覚した。14日夕から15日朝にかけて感染したとみられる。
市教委は15日夜にネットワークの電源を切るよう各校に通知し、全校点検を行っているが、来月10日までかかる見込み。ネットワークは専門のサーバーを通してインターネットと接続しており、外部からのウイルス侵入にはほとんどの場合、サーバーの防止システムが働くという。このため、市教委は「ウイルス感染したパソコンを誰かがネットワークに接続させた可能性が高い」とみている。【高橋慶浩】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031031-00001045-mai-soci