悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
静岡県裾野市の運送会社で6月、宅配物が爆発し、アルバイト作業員(当時20)が顔などにけがをした事件で、重過失傷害の罪に問われた送り主の同県富士市伝法、自動車板金工小谷典久被告(32)に対し、静岡地裁沼津支部は31日、懲役10カ月執行猶予4年(求刑・懲役10カ月)を言い渡した。新阜真由美裁判官は「弾底部が破断していないことから不発弾と認識でき、(被告が)爆発を回避することは可能だった」と述べた。
判決によると、小谷被告は6月30日午後6時ごろ、弾拾いが禁止されている同県御殿場市の東富士演習場で拾った擲弾(てきだん)約30個を愛知県豊橋市の男性に宅配便で発送。同日午後9時ごろ、裾野市のヤマト運輸新静岡主管支店でこの宅配便に入っていた不発弾が爆発し、荷物の仕分け作業中だったアルバイト作業員の男性の顔などにけがを負わせた。
県警などの調べだと、小谷被告は、1年ほど前からインターネットで米軍払い下げの衣類などの販売していたが、弾の出品は今回が初めてだった。自宅を改修工事するため、保管していた弾を片づけなければならなくなり、出品したという。
(10/31 10:57)